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この2年間で、インドネシアの銅産業の地図は大きく塗り替えられました。国内の電気銅(銅カソード)の設計精製能力は年110万トンを超え、3つの製錬所が担っています。グレシックのJIIPE内にあるフリーポート・インドネシアのマニャール製錬所(約60万トン)、グレシックのPT Smelting(34万2,000トン、三菱マテリアルが一部出資)、そして2026年6月にフル稼働に達したアマン・ミネラルのスンバワ製錬所(22万トン)です。タイミングも良好で、2026年8月のLME銅価格はトン当たり約1万4,000米ドル、年初来平均は2025年同期を約39%上回りました。
今の課題は、銅を精製することではなく、国内で使うことです。
パラドックス:電気銅は豊富でも、国内消費は少ない
フリーポート・インドネシアのトニー・ウェナス社長によると、国内の電気銅需要は年30万~40万トン程度です。同社はまた、約80万トンの生産能力のうち国内産業が消化しているのは半分未満だとしています。PT Smeltingの生産量の約4分の3は今も輸出され、主な仕向け先はマレーシア、タイ、ベトナムです。
つまり、近隣国がインドネシア産の電気銅を荒引線、電線、ケーブル、銅管に加工し、その一部が輸入品としてインドネシアに戻ってきています。同社は、銅含有量の多いエアコン用銅管がまだ国内で生産されていない点を例に挙げています。一方、国内のケーブル産業は年約60万トンの銅を必要としているとされます。
これから生まれる需要
複数の大型プログラムが、インドネシアの銅消費を押し上げます。
- 送配電網: RUPTL 2025–2034は約4万8,000kmの送電線と10万8,000MVAの変電容量を目標
- 再生可能エネルギー: 100GWp太陽光発電プログラムと320GWhの蓄電池。銅ケーブル、バスバー、銅箔が必要
- EVと電池: カラワンの電池セル工場と、JIIPE内の海亮の銅箔工場(潜在的な電気銅需要は年約10万トン)
川下の事業機会
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製品 |
主な用途 |
需要の源泉 |
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荒引線(銅ロッド) |
電線・ケーブルの原料 |
ケーブル・電機産業全体 |
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電力用電線・ケーブル |
送電、配電、建築配線 |
PLN送電網、工業団地、住宅 |
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銅管 |
エアコン、冷凍機、熱交換器 |
国内生産はまだない |
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銅箔 |
EV用電池、プリント基板 |
電池・電子機器工場 |
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巻線(エナメル線)・バスバー |
モーター、変圧器、配電盤、データセンター |
産業の電化、再エネ |
電気銅を国内で最終製品に加工するほど、付加価値と雇用が生まれ、輸入が減ります。
JIIPEを選ぶ理由
- 団地内に電気銅の供給源: マニャール製錬所はJIIPE内に、PT Smeltingは同じグレシックに立地
- すでに動いているエコシステム: 海亮がJIIPEで銅箔を生産しており、銅の川下工場を短期間で立ち上げられることを実証
- 団地内の大水深港で東南アジアなどへの銅製品輸出に対応
- グレシック経済特区の優遇措置:投資規模に応じて10~20年のタックスホリデー
インドネシアはすでに自国で銅を精製しています。次は自国で使う番です。荒引線、ケーブル、銅管、銅箔の工場に向けた用地、ユーティリティ、経済特区の優遇措置について、ぜひJIIPEチームにご相談ください。
